💡卵はグラム単価ならLサイズ、日常使いならMサイズがコスパ最強です
スーパーで卵のパックを前に「MとL、どっちを選べば得なの?」と迷った経験、ありますよね。
価格は少し違うけど、実際にどれくらいお得なのか、パッと分からないのが悩みどころ。
🧭この記事でわかること:
- MサイズとLサイズの正確な重さと価格の違い
- グラム単価で計算した本当のコスパ比較
- 一人暮らし・大家族など、シーン別のおすすめ選び方
読む時間:約3分
この記事はこんな人向け:
- 食費を少しでも節約したい方
- MとLどっちを買うべきか毎回迷う方
- 料理やお菓子作りで卵をよく使う方
基本比較(価格・容量・条件)
MサイズとLサイズの正確な重さ
Mサイズ:58g以上64g未満(平均約60g)
Lサイズ:64g以上70g未満(平均約70g)
日本養鶏協会の「鶏卵規格取引要綱」によると、卵のサイズは重量によって6段階に分類されています。
一般的にスーパーで見かけるのは主にMサイズとLサイズです。
一般的なスーパーの実売価格
Mサイズ(10個入り):200円前後
Lサイズ(10個入り):220円前後
※価格は地域や店舗によって変動します。特売時はMサイズが180円、Lサイズが210円程度になることも。
殻を除いた可食部の重さ
- Mサイズ:可食部約50g(卵白30g + 卵黄20g)
- Lサイズ:可食部約60g(卵白40g + 卵黄20g)
重要ポイント:卵黄の重さはサイズが変わってもほぼ20gで一定。大きくなるのは主に卵白です。
比較表【条件とコスパ一覧】
| 項目 | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|
| 平均重さ(殻付き) | 約60g | 約70g |
| 可食部 | 約50g | 約60g |
| 価格(10個) | 200円 | 220円 |
| 1個あたり単価 | 20円 | 22円 |
| 1gあたり単価 | 0.40円 | 0.37円 |
| メリット | 値段が安い/使いやすい/卵黄比率高め | グラム単価が安い/食べ応えあり |
| デメリット | ボリューム不足/料理で数が必要 | 値段が高め/保存スペースをとる |
📌 まとめ:グラム単価で見ればLが約7.5%お得、使いやすさと価格の安さで見ればMが優位。
シーン別おすすめ
一人暮らし・日常の料理 → Mサイズ
- 安定した価格で扱いやすい
- 冷蔵庫でも場所を取らない
- 卵黄比率が高く、卵かけご飯や目玉焼きに最適
- 使い切りやすいサイズで廃棄リスクが低い
大家族・ボリューム重視 → Lサイズ
- グラム単価が安いので、大人数の料理や卵焼きに向く
- 卵白が多く、メレンゲ作りやオムレツがふんわり仕上がる
- まとめ買いでさらにコスパ向上
お菓子作り → 用途で使い分け
- カスタードクリーム・プリン:Mサイズ(卵黄比率高め)
- シフォンケーキ・メレンゲ:Lサイズ(卵白たっぷり)
- クッキー・パウンドケーキ:どちらでも可(グラム計量推奨)
👉 結論:「普段使いはM、たっぷり食べたいならL」
注意点
赤字注意:Lサイズの方が必ず得とは限りません
グラム単価だけ見るとLサイズが有利ですが、以下の場合はMサイズの方がコスパ良好です:
- 価格差が30円以上の時:Lが230円超ならMを選ぶ方が得
- 特売時:Mサイズが180円以下になる時は迷わずM
- 賞味期限が近い時:使い切れる量を優先する
レシピでの注意点
レシピによってはサイズ指定があります。
正確な分量が必要なお菓子作りではMサイズを基準にすると安心です。
プロは卵をグラム単位で計量するため、サイズに左右されません。
関連知識・豆知識
卵のサイズは鶏の年齢で決まる
- 若鶏(生後5〜8ヶ月):小さな卵(S〜MSサイズ)を産む
- 成鶏(生後8ヶ月以降):大きな卵(M〜Lサイズ)を産む
- 老鶏(生後1年半以降):再び小さな卵になることも
卵管が発達するにつれて、産む卵のサイズも大きくなっていくのです。
保存方法で鮮度が変わる
卵はドアポケットよりも冷蔵庫の奥に置いた方が長持ちします。
温度変化が少ない場所で保存することで、鮮度が保たれます。
保存のポイント:
- 尖った方を下にして保存(気室を上に)
- パックのまま保存(乾燥防止)
- 生食は購入後2週間以内、加熱調理なら1ヶ月以内
海外事情:アメリカの「Large」は日本のMサイズ相当
アメリカのLargeサイズ=日本のMサイズ相当(約57〜64g) です。
国ごとに基準が違うので、海外のレシピを試す時は注意が必要です。
| 国 | サイズ表記 | 重量 |
|---|---|---|
| 日本 | Mサイズ | 58-64g |
| 日本 | Lサイズ | 64-70g |
| アメリカ | Large | 57-64g |
| ヨーロッパ | L | 63-73g |
出典:日本養鶏協会 鶏卵規格
まとめ
- Mサイズは日常使いにコスパ安定(1個20円、可食部50g)
- Lサイズはグラム単価が安く、食べ応えあり(1個22円、可食部60g)
- 選び方は人数や用途次第:一人暮らしならM、大家族ならL
- 価格差30円がボーダーライン:それ以上ならMを選ぶ方が得
==覚えておきたい一言 → 「日常使いはM、特別感はL、価格差30円以上ならM」==
FAQ
Q1:どっちが本当にお得?
A:グラム単価ならL、使いやすさと安定価格ならMです。
例:「200円でMは1個20円(可食部50g)、Lは1個22円(可食部60g)=Lの方がグラム単価は約7.5%安い」。
ただし、価格差が30円以上になるとMの方がコスパ良好になります。
Q2:味や栄養に差はある?
A:味・栄養はほぼ同じです。
違いは卵白の量だけ。
卵黄は約20gで変わらないため、卵黄由来の栄養素(ビタミンA、D、必須アミノ酸など)は同等です。
例:「卵焼きがふっくらするのはLサイズを使ったとき(卵白が多いため)」。
Q3:他のサイズ(SやLL)はどう?
A:Sサイズは割安に見えて実はグラム単価が高め、LLサイズは特売で狙い目になることもあります。
Sサイズは1個あたりは安いですが、可食部が少ないため実質的には割高。
LLサイズは業務用スーパーや特売日に大幅値引きされることがあり、その時は最もコスパが良くなります。
Q4:英語で卵のサイズはなんと言う?
A:Mサイズ=”Medium egg (about 60g)”、Lサイズ=”Large egg (about 70g)”です。
海外のレシピを参照する際は、国によって基準が異なるため重量を確認することをおすすめします。
Q5:卵1個の重さを身近なもので例えると?
A:Mサイズ(約60g)=10円玉約12枚分、Lサイズ(約70g)=500円玉約14枚分の重さです。
または、単三電池1本が約23gなので、卵Lサイズは電池約3本分と覚えると便利です。